【スタッフ:チョッキーのコメント】
「VL-2」は数多く製造されたキヤノン製の距離計連動カメラの中でも、正直あまりパッとしない位置づけのカメラです。生い立ちから言えば、トリガー巻き上げの「VT」を通常のレバー巻き上げにした「VL」から1/1000秒を省略した普及型。
速度を1段少なくして、1/1000秒にセットできないようにするために部品を新たに作って製造ラインを整備して…はて、手間が増えているだけのようにも見えるけれど、それで価格を下げて機種を増やしていたのですね。う〜ん。
そうそう。この「VL-2」は他の「VL-2」とは違う部分があります。それは金属幕を装備していること。これは「VTデラックス」を製造していた当時のキヤノンが、以前の布幕シャッターを装備していたカメラでも金属幕が使用できるものについては交換を受け付けていたからなのですが、倹約して「VL-2」を購入した前オーナーが金属幕に交換する代金は惜しまなかった。これは耐久性に期待して、写真を撮ることに専念したかった思いのあらわれなのかもしれません。
広角レンズを手にするとき、35ミリにするか28ミリにするか?というのは、カレーライスにするかライスカレーにするかというのと同じくらいに悩むところです。画角で考えれば、わずか1歩に見たるか否か。むしろ腰の入れ具合、引き具合程度の違いですが、そのちょっとした姿勢差が画像になった時の違いとして実に大きく出てきます。そのどちらが良いなんてのは言えません。28ミリと35ミリの使い分けってのが出来ると通人ですな。
このレンズは小ぶりで取り回しに便利。実用性はもちろんのこと、写りも良いとです。
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