【スタッフ:チョッキーのコメント】
スクリューマウントで人気が高いのは「ライカ3f」で、反対にあまり評価が高くないのが「3c」です。
両機の違いは何か?というと、機構的には「3c」にフラッシュ撮影のためのシンクロ接点を装備したのが「3f」です。シンクロ接点を装備したから評判が高いのか?というとさにあらず。「3c」と「3f」の決定的な違いは製造時期。つまり、第2次世界大戦をはさんで製造された「3c」型は戦後間もなくの困窮した時代に製造されたものは外装の仕上げが悪い…ということ。つまり、機構的な問題ではないのです。
しいて言うならば、シャッター幕の素材で苦労した時期はあるようで、これが「赤幕」という珍品まで出てきた理由でもありますが、たしかに一時期のシャッター幕は変質しやすくて、幕自体が硬化したり、遮光用のゴムが溶解したり…といった問題が生じています。が、不安を感じる幕を安定した幕に交換している場合はどうでしょう?つまりは不安要素が解消されているということにほかなりません。
この問題も戦後の機械ではずいぶん改善されており、ほとんど「3f」と同様の安定性と操作性とをもっています。
ライカの特徴として、製造番号で製造時期をおおよそ特定することができます。このカメラの製造番号から見ると、製造されたのは19●●(昭和●●)年。
《※「中古カメラ」について注意事項》
1) 当店の中古カメラにつきましては、基本は全て「動作品」でございます。不動品や、一部動作不良のあるものにつきましては、商品説明にてお知らせしておりますので、ご確認ください。
2) 当店の商品写真につきましてはそれぞれ当該商品のものです。状態など詳細につきましては、商品ページ下段の「この商品について問い合わせ」よりお気軽にお問い合わせくださいませ。
3) お買い上げいただきました「中古カメラ」につきましては、初回の一回に限りまして無償にて調整の対応が可能です。こちらの『お問い合わせ』から、「お名前」、「機種」、「受注番号」、「症状」をお書き添えの上ご連絡くださいませ。
なお、二回目以降につきましては、有償にはなりますが修理の対応を行っておりますので、こちらをご参照くださいませ。